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OUTLINE


KEYAKI GARDEN」は、コミュニティー・ハウジングが企画し、運営・管理する店舗付き賃貸住宅です。建築設計は、「アビターレ玉川田園調布」(2003年)に続き、建築家の堀部安嗣さんにお願いしました。
以前この場所には、宮脇檀さんが設計した「VAN FAN」というドライブイン・カフェがあり、その後は「オールドビームbyデポー39」として、約40年間、地元の人々に親しまれてきました。
デポーの時代に植えられ、その後大きく育ったケヤキの木とともに、まちの大切な風景の一部となっていたこの場所を再開発するにあたり、場所の記憶、不思議な縁で結ばれた人と人のつながり、近隣の人々の思いをプロジェクトに織り込んでいくことが大きなテーマでした。建物を解体するにあたり、関係者を招いて宮脇さんが設計した建物のお別れ会を行い、地元のまちづくりNPO(玉川まちづくりハウス)の協力を得て、ケヤキは移植保存されることになりました。VAN FAN、デポーの時代に確立された、こだわりの「食」と「住」の発信地という伝統も、引き継いでいきたいと考えています。

コミュニティー・ハウジング 木下 壽子

PROJECT DATA
所在地:東京都世田谷区玉川田園調布2-8-1
竣工:20089
企画:コミュニティー・ハウジング(アビターレ改)
設計:堀部安嗣建築設計事務所
施工:奥村組
彫刻:尹 煕倉
造園:小松造園
下草:草庭
MEDIA

Magazine
 ・ja 2013 SUMMER
 ・ディテール 201110
 ・Casa BRUTUS 20092
 ・新建築 20092
 ・CONFORT 200910
 ・日経アーキテクチュア 2009126
 ・新建築(COLUMN) 20081

Book
・東京
R不動産2 太田出版